大島事業所トピック№406 令和4年1~6月 黒潮は大蛇行が継続し、A型基調で推移する

大島事業所トピック№406 令和4年1~6月 黒潮は大蛇行が継続し、A型基調で推移する

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令和3年12月に長期漁海況予報会議が開催され、水産研究・教育機構より、令和4年1~6月の海況予報が発表されましたので、お知らせします。

海況の現状と経過

【現況】

黒潮は紀伊半島沖で大きく離岸し、大王崎沖を北上した後、遠州灘沖を東流して御蔵島南沖を通過し房総沖に流去しています(図1)

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図1 関東・東海海況速報(令和3年12月20日)

【経過】

黒潮は8~12月まで伊豆諸島の西側を北上する流路で推移しました。

【定地水温】

今年は非常に高水温だった昨冬よりも早く水温が低下しています。大島、新島、神津島の定地水温は11月下旬から昨年比で2~3℃程度水温が低下しています。黒潮が昨年よりもやや南方を通過し、北部への暖水波及が弱まっているためで、大島、新島では12月20日には17℃台まで低下し、平年値に近い水温になっています(表)。

   表 12月上旬の定地水温

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海況予測(令和4年1月~6月)

令和4年1~6月は大蛇行が継続し、A型流路(図2)で推移します。伊豆諸島海域では伊豆諸島の概ね西側を北上します。

伊豆諸島北部海域の海況見通し

伊豆諸島北部海域の沿岸水温は、黒潮が概ね伊豆諸島の西側を北上することから、暖水に覆われ、高め傾向となることが推測されます。一方で、現在のように北上部が熊野灘まで西偏すると、黒潮が伊豆諸島のやや南方を通過し、水温が低くなります。そうしたことから「平年並」~「高め」(※)の予想としています。

※「平年並」=平年値±0.5℃程度、「高め」=平年値+1.5~2.5℃、「極めて高め」=平年値+2.5℃以上

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図2 黒潮流路の代表的なパターン

A型:32°N 以南まで蛇行(海上保安庁 HP より) 伊豆諸島北部海域の海況見通し 海況予測(令和4年1月~6月) 島しょ農林水産総合センターでは、日々の海況図をホーム ページ(https://www.ifarc.metro.tokyo.lg.jp/weather/index.html) で公開しております。ぜひご利用下さい。

      

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