大島事業所トピック№421 ブバルディアの東京都オリジナル品種開発とPR

大島事業所トピック№421 ブバルディアの東京都オリジナル品種開発とPR

PDF版はこちら:事業所トピックNo.421(ブバルディア新品種).pdf

東京都中央卸売市場における大島産ブバルディアのシェアは50%以上を占め、大島はブバルディアの産地として知られています。

しかし、近年、ブバルディアの生産量・出荷量は減少しており、ブバルディアの生産振興のための取組が求められています。そこで大島事業所では、農林総合研究センター(以下、農総研)と協力し、ブバルディアの新品種開発に取り組んできました。

ブバルディア新品種開発の背景

ブバルディアを生産する上で、海外品種のパテント料は生産者の経営の大きな負担となっています。そのため、生産者から、産地の維持発展や島の農業の活性化のために、多様な独自品種の開発を要望する声が寄せられました。これらの要望に応えるため、東京都は、大島の環境や栽培条件に適し、花の品質の優れる東京都オリジナル品種の開発に着手しました。平成26年から11年間、農総研バイテクチームで作出した交配系統のうち、有望系統について、生産者を含めた関係者の協力を得ながら選抜を行い(写真1)、新品種の開発を進めています。

写真1現地検討会.jpg

写真1 現地検討会の様子

東京都オリジナル品種第三期が誕生

東京都オリジナルの新品種は、星形の華やかな花のイメージと、大島のブバルディア生産が夜空の星のように輝いてほしいという願いを込めて、一重咲きの品種は「東京スター」シリーズ、八重咲きの品種は「東京ダブルスター」シリーズと命名されました。第一期の「シルキーホワイト、パールピンク、クリアピンク」、第二期の「サニーレッド、スノーピンク、恋桜」に続き、令和5年に第三期の「フラミンゴ、オーロラ」が誕生しました(写真2、3)。「フラミンゴ」は発色の良い鮮やかなピンク色の八重花、「オーロラ」は花色がグリーンからピンクのグラデーションになる一重花が特徴的で、生産者と市場の双方から高い評価を受けています。

写真2フラミンゴ2.PNG

写真2 東京ダブルスター
「フラミンゴ」

 写真3オーロラ2.JPG

写真3 東京スター
「オーロラ」

第一期品種のPR動画公開中!!

令和5年に品種登録が完了した第一期品種のPR動画が2月から公開されています。

是非ご覧ください!!(写真4、図1、2 ※QRコードをクリックすると動画へアクセスします

ブバルディアサムネイル.PNG

写真4 動画のサムネイル画像
 

動画QR.jpg

図1 QRコード

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図2 ダイジェスト版
QRコード

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