大島事業所トピック№387 平成31年4~7月の伊豆諸島周辺海域の海況見通し(アーカイブ)

大島事業所トピック№387 平成31年4~7月の伊豆諸島周辺海域の海況見通し(アーカイブ)

黒潮は、A型で引き続き推移

平成31年3月26日に4~7月の海況予報が水産庁より発表されましたので、お知らせします。

海況の現況

黒潮は、潮岬沖で離岸し遠州灘沖で31°N以南まで蛇行するA型流路が、平成29年8月以降継続しています。また、伊豆諸島の西側を北流する黒潮からは内側反流が形成されており、伊豆諸島北部海域へは暖水が波及しています。

図1.png                 図1 関東・東海海況速報(平成31年3月26日)

海況予測(平成31年4~7月)

今後も引き続き、黒潮はA型が継続することが予測されました。黒潮内側の冷水域の規模、蛇行の最南下位置などから、12月の予報会議時と同様に今回のA型が予測期間中(平成31年4月~7月)に解消する見込みを確認することが出来ませんでした。そのため、予測期間を超えてA型で推移し、伊豆諸島海域の西側を北流することが多いが、一時的に東側を北流することがあるとの見通しを立てています。

伊豆諸島北部海域の海況見通し

伊豆諸島北部海域の沿岸水温は、A型時には伊豆諸島付近を北流する黒潮の影響によって高め傾向となることが推測されます。また、今後も黒潮内側反流の形成や暖水波及の発生が予測されることから、期間中は「平年並」~「高め」で推移し、暖水波及時には一時的に「高め」~「極めて高め」となることが予測されます。

図2.png

図2 黒潮流路の代表的なパターン

新 関東・東海海況速報の発行

島しょ農林水産総合センターでは、日々の海況図をホームページ(http://www.ifarc.metro.tokyo.jp/20.html

で公開しております。2月19日からは、これまでの一都五県に一般社団法人漁業情報サービスセンター(JAFIC)を加え、海況図の発行を行っています。今後も、より詳細な海況図を安定して発行できるよう取組んで参ります。ご意見・ご要望などがございましたら、お知らせください。

・ PDFはこちら大島事業所トピックNo.387(海況).pdf

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