大島事業所トピック№422 令和7年8~12月の伊豆諸島周辺海域の海況見通し

大島事業所トピック№422 令和7年8~12月の伊豆諸島周辺海域の海況見通し

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黒潮は大蛇行が継続。

令和7年7月に長期漁海況予報会議が開催され、水産研究・教育機構より、令和7年8~12月の海況予報が発表されましたので、お知らせします。

海況の現況と経過

【現況】黒潮は九州~四国沖で大きく蛇行しています。伊豆諸島は冷水域に入り八丈島では水温が低下しています(図1)。

図1 関東・東海海況速報(令和7年8月12日)

 20250812広域版海の天気図.png

【経過】4月下旬に潮岬沖で蛇行が南部で切離しました。5月はN型で経過し、6月に蛇行が遠州灘沖で再発達しA型となりました(図2)。黒潮が潮岬で接岸しており、大蛇行ではないA型です(大蛇行では潮岬で離岸)。7月には蛇行が東進し、伊豆諸島全体が冷水域に入るC型となりました

20250512.png広域版海の天気図.png 20250613.png広域版海の天気図.png

図2 関東・東海海況速報(令和7年5月12日および6月13日)

海況予測(令和7年8月~12月)

大規模なC型基調で推移しますが、9~10月に一時的にA型となる可能性があります。現在、伊豆諸島にある蛇行は縮小して東に進んでいき、かわって四国沖の蛇行が東進して発達する見込みです。なお、5月から大蛇行ではない状態が3か月続いており、今回の大蛇行は7年9ヶ月で終了となりそうです。黒潮の流量が小さく大蛇行になりやすい状態は続いており、今後の小蛇行の動向には注意が必要です。

伊豆諸島北部海域の海況見通し

伊豆諸島北部海域は、黒潮の内側の冷水域に入ります。そのため沿岸水温は「きわめて低め」~「低め」※と予想しています。また一時的にA型になる可能性があることから一時的に「高め」と予測しました。
※ 「平年並」=平年値±0.5℃程度、「やや高め」=平年値+0.5~1.5℃、「きわめて高め」=平年値+2.5℃以上

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図3 黒潮流路の代表的なパターン

A型:32°N以南まで蛇行(海上保安庁HPより)

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