江戸前アユは多摩川をどのくらいのぼっているの?(3年間の多摩川アユ中流域遡上調査)
東京湾から遡上する「江戸前アユ」は、多摩川下流域の調査では平成18年以降、毎年100万尾以上遡上していると推定されています。そのアユが中流域をどのくらい遡上しているのか、どこに遡上を阻害する要因があるのか、3年間にわたり調査しました。その結果、中流域の昭和用水堰ではおおむね1万~3.5万尾が遡上していることがわかりました。また、十分機能していない魚道などの遡上阻害要因を把握しその改善にむけた提言を行なった他、堰下で滞留しているアユを簡易な手法で遡上させることに成功しました。