鈴木・三村・川名

 石油酵母が開発され、コイの飼料としての可否と完全配合飼料の基礎資料を得るため、止水池で新仔養成の試験を行った。
 各種の配合率で試験したが、石油酵母75%区がよく、60%、45%、15%、30%の各区の順で対照区は75%に次ぐ成績であった。摂餌は石油酵母が入ることによる嫌,忌はなかった。へい死は何れも鼻上げによるもので、石油酵母の含量が多くなるに従って死亡率が高まる傾向があった。新仔の養成飼料として実用化の見込みがある。

研究要報80(1970.3)

80.pdf [907KB pdfファイル]