鈴木・岡庭・北条

 養鯉経営改善のため鯉用ペレット餌料と従来の人工餌料(練餌)を用い、新仔養成の成長・歩留・経済性の比較検討を行った。飼育池は止水式、底質は泥土、板柵で水深1.4mの池を用い、マゴイ青仔を8月から12月まで138日間飼育した。
 練餌はコイの大きさによって蛋白量を加減したが、ペレットの蛋白量は40%程度まで始めから与えても弊害のないことがわかった。練餌は、実用価値はあるが、ペレットの簡便性と実用性の方が-歩優れている。

研究要報47(1966.3)

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