原・井上・斎藤

 前報(研究要報53)でニジマスは哺乳動物に比しサルファ剤の吸収が遅く、悪いことを報告した。今回はナトリウム塩として投与した時の組織内濃度について検討した。方法は前報と同様である。
 スルファジメトキシンとスルファモノメトキシンをナトリウム塩として経口投与すると遊離型に比し高い組織内濃度を示し、吸収が速くなる傾向がある。各組織内の分布及びアセチル化率は遊離型と差がない。

研究要報54(1967.7)日水誌 Vol. 33 No. 7

54.pdf [621KB pdfファイル]