西村・村井・井上・斎藤

 ニジマスの1年魚を用いて、発酵血粉の魚粉への代替率、フェザーミールのメタノール資化酵母飼料への添加効果について検討した。
 メタノール資化酵母飼料(30%配合)にフェザーミール9%添加した場合、対照区(無使用)に匹敵する成長が認められた。
 発酵血粉の配合率は15~60%で高くなるに従って血液性状が変化し、Hb・Htは低下の傾向を示した。配合率60%では極度の貧血症状がみられた。発酵血粉は単一の蛋白源としては使用できず、配合率の限界は15%と考えられた。
 食味試験の結果では、各区(10区)ともに特異な味・臭いは認められず、食味上問題はない。

研究要報128(1976.3)

128.pdf [2783KB pdfファイル]