ハゼ科魚類のモニタリング調査結果

 湾奥におけるハゼ科魚類主要8種の14年間の出現状況をグラフにしました。2004年まではマハゼとアカハゼの2種が優占していますが、2005年~2010年の年代はマハゼとエドハゼの2種に、ニクハゼが加わる状況に変化し、2011年は全体に低迷しています。とくに、「江戸前のハゼ」と親しく呼ばれ、湾奥再生の象徴的な魚種であるマハゼが極めて低水準になったことは、遊漁や漁業、江戸の食文化の復活にとって思わしくありません

写真1 写真2

  調査地点(水深3~6m)       魚類採集用の地曳網(網口3.5m、約30m曵網)

図3

  ハゼ科魚類主要8種の経年変化(各月の出現数を累計した値

平成23年11月10日内湾水質調査結果 

 

St.1 羽田洲

St.2 羽田沖

St.3 15号地

St.4 三枚洲

St.5 お台場

調査開始時刻

9:35

10:07

8:46

8:24

10:43

調査終了時刻

9:57

10:23

9:10

8:40

11:07

底曳開始緯度

N35 31 51.47

N35 33 25.55

N35 36 46.54

N35 37 20.08

N35 37 45.63

底曳開始経度

E139 47 35.62

E139 47 46.99

E139 50 15.86

E139 51 25.89

E139 46 16.41

底曳終了緯度

N35 31 51.74

N35 33 25.16

N35 36 47.33

N35 37 18.88

N35 37 45.02

底曳終了経度

E139 47 37.10

E139 47 48.37

E139 50 17.01

E139 51 25.35

E139 46 15.09

曳網距離(m)

37±4

38±4

37±4

39±4

37±4

天候

風向

NNE

NE

NE

N

N

風速(m/sec)

2.7

3.4

5.7

5.0

1.0

風力

2

3

4

3

1

気温(℃)

15.0

14.8

14.1

13.8

15.1

実測水深(m)

2.9

6.2

5.9

4.0

3.0

透明度(m)

1.6

2.1

2.3

1.9

2.9

水色

5GY3/3
暗灰黄緑色

5GY3/3
暗灰黄緑色

5GY3/3
暗灰黄緑色

10GY3/4
暗緑色

10GY3/4
暗緑色

水温
(℃)

表層(0.5m)

18.50

17.55

18.57

18.58

18.97

底層(B-1m)

18.76

18.76

19.37

19.13

18.96

塩分

表層(0.5m)

27.5

23.4

27.0

28.6

27.2

底層(B-1m)

28.6

29.2

31.1

30.3

27.8

DO
(mg/l)

表層(0.5m)

7.94

10.40

6.62

8.19

6.31

底層(B-1m)

7.00

5.29

2.96

6.48

5.17

DO
(%)

表層(0.5m)

100.0

125.5

83.3

104.0

80.0

底層(B-1m)

89.2

67.6

38.8

84.0

65.8

pH

表層(0.5m)

8.20

8.27

8.01

8.20

7.89

底層(B-1m)

8.17

8.06

7.88

8.16

7.81

濁度

表層(0.5m)

3.7

1.5

2.0

2.4

1.1

底層(B-1m)

5.4

3.8

2.2

6.4

0.8

電導度
(mS/cm)

表層(0.5m)

37.3

31.6

36.9

38.8

37.4

底層(B-1m)

38.9

39.7

42.6

41.3

38.1