河川下流でみかけるウナギ筒漁

 土用の丑の日(どようのうしのひ)といえば、日本人なら鰻の蒲焼を連想するほど食文化が定着しています。このウナギAnguilla japonicaは遥か南方の海で産卵し、ふ化した幼生が黒潮などの流れで運ばれてきます。河口に辿り着いたウナギは、真水と海水が混じる河口汽水域や、河川、湖沼で成長します。江戸初期に徳川家康が開削させた小名木川(江東区を流れる人工河川)では、鉄の鉤がついた引っ掛け具でウナギ漁が行われていた様子が錦絵に紹介されています。現在は、東京東部漁業協同組合所属組合員1、2名が6月~10月頃、川の下流でウナギ漁を行っていますが、仕掛けはいたってシンプルです。写真のように直径数㎝の塩ビパイプ3本を束ね、バランスよく取り上げられるように紐で固定したものを連結して概ね1週間ほど川底に寝かしておき、ウナギが寝床に活用したところをすかさず取り上げます。なお、その筒には一切返しがないので、簡単そうに見えて熟練を要します

写真1 写真2

 筒を上げ、タモ網にウナギを取り込む    捕れたウナギ

 写真3

 桶に収容

 

平成24年7月9日内湾水質調査結果

 

St.1 羽田洲

St.2 羽田沖

St.3 15号地

St.4 三枚洲

St.5 お台場

調査開始時刻

9:20

10:45

12:44

14:10

15:25

調査終了時刻

10:17

12:10

13:50

14:45

16:16

底曳開始緯度

N35 31 51.8

N35 33 36.1

N35 36 47.6

N35 37 12.2

N35 37 44.7

底曳開始経度

E139 47 39.0

E139 47 42.9

E139 50 18.4

E139 51 34.0

E139 46 14.7

底曳終了緯度

N35 31 50.8

N35 33 37.0

N35 36 48.5

N35 37 11.2

N35 37 44.1

底曳終了経度

E139 47 39.5

E139 43.6

E139 50 19.1

E139 51 33.8 

E139 46 15.6

曳網距離(m)

33.3

32.8

35.3

31.2

31.1

天候

風向

SE

SE

SE

SE

SE

風速(m/sec)

0.9

3.5

0.9

1.2

1.6

風力

1

3

1

1

2

気温(℃)

24.2

25.5

29.0

29.1

29.0

実測水深(m)

4.0

5.0

5.0

4.0

2.7

透明度(m)

1.5

1.1

1.5

0.6

1.9

水色

15

16

15

17

18

水温
(℃)

表層(0.5m)

24.0

24.8

25.6

24.6

26.0

底層(B-1m)

23.4

22.0

22.4

22.1

24.6

塩分

表層(0.5m)

17.9

14.5

8.6

6.2

17.9

底層(B-1m)

22.4

25.6

28.6

29.4

20.0

DO
(mg/l)

表層(0.5m)

7.8

8.5

5.3

8.6

7.3

底層(B-1m)

5.8

3.5

2.7

4.0

5.9

DO
(%)

表層(0.5m)

104.8

114.0

70.9

71.3

107.7

底層(B-1m)

80.0

47.0

37.6

54.7

91.2

pH

表層(0.5m)

8.32

8.41

7.90

7.95

8.10

底層(B-1m)

8.23

8.07

8.10

8.24

7.98

濁度

表層(0.5m)

4.2

6.0

4.2

10.0

4.4

底層(B-1m)

4.8

4.1

4.9

9.9

8.8

電導度
(mS/cm)

表層(0.5m)

28.53

23.80

14.80

9.95

29.50

28.90

25.00

14.80

10.80

28.95

底層(B-1m)

34.11

38.11

42.19

43.34

31.00

35.52

40.02

44.28

45.50

32.01