指導普及資料030919

やっと来た夏の海!内湾調査と調査関連行事の報告

写真1 St3(15号地)で採集したスズキ稚魚

写真1 St3(15号地)で採集したスズキ稚魚。
体長およそ14cm。6月の時は約11cm。
 

写真2 St2(羽田沖)へ向かう途中

写真2 St2(羽田沖)へ向かう途中。
海水の色が醤油色に見え、空も海も夏一色。
 

写真3 都漁連内湾釣漁協議会の清掃活動9日、お台場海浜公園にて。

写真3 都漁連内湾釣漁協議会の
清掃活動9日、お台場海浜公園にて。
 

写真4 9日、合わせて底生生物の生息状況調査を実施しました

写真4 9日、合わせて底生生物の
生息状況調査を実施しました。
 

写真5 お台場海浜公園で採集された天然のアサリなど

写真5 お台場海浜公園で
採集された天然のアサリなど。
殻長2.5cmから3.0cmの大きさが主体。
 

写真6 同海浜公園、港陽小学校の前浜で、13日に、港区の底生生物観察会波打ち際で採集した天然のアサリ

写真6 同海浜公園、港陽小学校の前浜で、
13日に、港区の底生生物観察会
波打ち際で採集した天然のアサリ。
 

写真7 13日、同小学校の前浜で港区によるアサリ放流東京ベイクリーンアップ大作戦の海浜清掃参加者の子供達が協力しました

写真7 13日、同小学校の前浜で
港区によるアサリ放流東京ベイクリーンアップ大作戦の海浜清掃参加者の子供達が協力しました。
 

写真8 放流アサリと天然アサリ泥でよごれているのが天然もの

写真8 放流アサリと天然アサリ
泥でよごれているのが天然もの。
いづれのアサリも、殻長2.5cm前後の大きさ。
 


9月に入って晴天が続き、赤潮の発生と底層水の酸欠が起きています。今回の底層DO値では、酸欠の深刻さは分かりませんが、魚類は近い将来の深刻な貧酸素化を予測し、水深3m以深の水域からほとんどいなくなっていた模様です。  内湾関連の2件の調査は、アサリについて取り組みました。9日、13日の両日とも干潮時前の水際線から水深およそ1mの間で、天然アサリの生息を確認しました。


平成15年(2003年)9月12日の内湾調査結果

調査位置 St1 羽田洲 St2 羽田沖 St3 15号地 St4 三枚洲 St5 お台場
調査時刻 10:56 10:28 8:58 9:27 8:13
天候 晴れ
風向/風力 東/1 南南東/1 東/1 東南東/1 ―/0
気温 33.7 31.3 29.7 30.4 28.9
水深(Bm) 3.0 4.1 6.5 4.7 4.0
透明度(m) 1.3 1.0 1.1 1.3 1.2
水色 21 21 21 21 18
水温
(℃)
表層 27.7 26.9 26.4 26.7 26.3
底層(B-1m) 25.9 25.6 24.7 25.6 25.7
塩分 表層 22.8 20.9 19.1 21.5 21.9
底層(B-1m) 27.7 25.5 28.5 27.3 25.1
pH 表層 8.07 8.58 8.26 8.52 7.97
底層(B-1m) 8.33 8.26 8.37 8.46 7.97
DO
(mg/l)
表層 5.2 10.9 5.6 6.7 6.2
底層(B-1m) 6.6 8.2 3.2 5.9 4.4
項目 湿重量(g)
魚類※ 0.02 0.27 59.08 8.38 0.00
甲殻類※ 0.06 0.01 0.73 0.05 0.47
その他水生生物※ 1.92 49.25 1.48 9.52 30.78

※現場で放流する個体を除く