内湾調査平成31年2月 底曳網調査要領と採集生物

内湾調査平成31年2月 底曳網調査要領と採集生物

平成31年2月4日に小型底曳網調査を行いました。今回、調査手順や作業のコツを紹介します。図1に示す各測点にたどり着いたら、網を船の前面から落とすと同時に、両サイドに括り付けた2本のロープを手で持ちながら船を微速で後進させて網の張りを取ります(写真1)。このようにすることで、海中で網が絡むのを回避できます。次に、1本に合わせたロープを船首の支柱に軽く巻く(写真2)か、又は手で持ちながら張りを保ちつつ、測点の水深に合わせてロープを伸ばした後、同支柱に何重にも巻いて固定します(写真3)。そして、底層に達した網を30m曳いて底生生物を採集します。
 今回の調査ではアミ類を主体に、スズキ Lateolabrax japonicus やハゼ科の仔魚が採集されました(写真4)。

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  写真1 底曳網を投入した様子。          写真2 ロープを支柱に軽く巻いて、
  
奥に見える黄色い浮体は目印となるブイ         網がたわまないように調整

  
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  写真3 ロープを支柱へ何重にも巻いて固定

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  写真4 三枚洲のSt.4で採集した生物。
   アミ類を主体に、スズキやハゼ科の仔魚が入網

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   図1 調査地点

  平成31年2月4日内湾水質調査結果
 
31年2月調査結果.jpg

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