内湾調査平成31年3月 マハゼ、スズキ、アユなどの仔魚

内湾調査平成31年3月 マハゼ、スズキ、アユなどの仔魚

平成31年3月6日に小型底曳網調査を行いました。先月に引き続いて、魚類の仔稚魚や、ニホンイサザアミNeomysis japonicaなどのプランクトンが採集されました(写真1)。魚類は、マハゼAcanthogobius flavimanusの仔魚が主体で、次いでスズキLateolabrax japonicus、シラス期のアユPlecoglossus altivelis、スミウキゴリGymnogobius petschiliensis、ダイナンギンポ  Dictyosoma burgeriなどの仔魚が比較的多く採集されました(写真2)。
 なお、マハゼは江戸前の食材として天ぷらなどで食される他、ハゼ釣りなどの対象として親しまれている種類です。また、アユは川にだけ生息する淡水魚と思われていますが、実は晩秋になると川の下流域で産卵し、卵から孵化した体長5㎜ほどの仔魚は餌が豊富な東京湾に下って5カ月ほど過ごします。そして体長5~6㎝になる頃、川の上流を目指して遡上します。

31年3月写真1無題.jpg
  写真1 若洲海浜公園沖のSt.3で採集したマハゼ、スズキ、ニホンイサザアミなどの生物
       (代表的な個体を→で示す)

 31年3月写真2.jpg
  写真2 シラス期のアユの仔魚

  平成31年3月5日内湾水質調査結果
 
31年3月調査結果.jpg

このカテゴリー内の他のページ