内湾調査令和2年5月  コノシロがたくさん採れました

内湾調査令和2年5月  コノシロがたくさん採れました

底曳網では、魚類としてはコノシロKonosirus punctatusの仔魚(写真1)がSt.3(15号地)を中心に242尾と通常より多く採れた他、ハゼ類を中心に計16種425尾が採れました。また、4月には殆ど採れなかったニホンイサザアミ等のアミ類Neomysis sp.またはspp.(写真2、全長1.5㎜程度)が調査地点5か所合計で1.9㎏採れた他、イッカククモガニPyromaia tuberculata(写真3)がSt.1(羽田洲)で1個体採れました。一方、採泥器を使った調査では、珍しくSt.4(葛西沖)でウミサボテンCavernularia obesa(写真4、長さ7㎝程度)が採れました。写真では棒状に見えますが、本種は軟サンゴの仲間に属し、海中では冠部(大部分を占める太い部分)から多数のポリプを広げる様子がサボテンのように見えます。

なお、水色は一部で褐色を呈し(写真5)、羽田洲周辺では水面に浮いているアマモZostera marina(写真6)やコアマモZ.japonicaの葉が散見されました。

       

  写真1 コノシロ(St.3)         写真2 底曳き網で採れた      写真3 底曳き網で採れた

                          アミ類(St.4)              イッカククモガニ(St.1)  

          

    写真4 採泥器で採れた      写真5 St.2からSt.5に向かう   写真6 海面に浮かぶアマモ

   ウミサボテン(中央、St.4)         途上                  (St.1)

図1 調査地点

内湾水質調査結果 令和2年5月12

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