内湾調査令和2年7月 ニクハゼとシログチが多く採れました

内湾調査令和2年7月 ニクハゼとシログチが多く採れました

調査地点の酸素濃度(DO)は7月にしては高めでしたが、これは前日の強風の影響で酸素濃度の高い表面海水が深部まで運ばれたためと思われます。St.5(お台場)では常連のニクハゼGymnogobius heptacanthus(写真1)が、210尾といつもより多く採れました。また、St.1を中心にシログチPennahia argentata (写真2)が162尾採れました。今回は、この2種を筆頭に全地点の合計で12種819尾の魚が採れました。

また、採取したわけではありませんが、海上を移動中にボラMugil cephalus cephalus(写真3)が船内に飛び込んできました。本種は湾奥では海面上に跳ねる姿がよく見られますが、人に当たると骨折や失明等の重大事故になる危険性もありますので、低い甲板上では注意が必要です。

      

写真1 ニクハゼ(St.5、スケール  写真2 シログチ(St.1~4、       写真3 移動中に調査船に

    の最小最小目盛りは1㎜)      格子の1辺は5㎜)              飛び込んだボラ



 

図1 調査地点

内湾水質調査結果 令和2年7月3日


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