内湾調査令和6年4月15日 東京湾の紅白クラゲ

内湾調査令和6年4月15日 東京湾の紅白クラゲ

当センターの小型底曳網調査にて、複数の地点でアカクラゲChrysaora pacifica、およびミズクラゲAurelia auritaが採集されました。ミズクラゲは東京湾の代表的なクラゲで、多い時期には、橋の上から海を見下ろすだけで、ビニールの様に浮かんでいる丸い姿を発見することができます。アカクラゲも時折見つける事ができますが、白く目立つミズクラゲと比べると見つけにくいかもしれません。

アカクラゲは触手などに強力な毒を持ちます。触れると痛みや炎症を引き起こす他、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあります。この毒は死んでからも残るので、浜辺に打ちあがった死骸にも触れないようにしましょう。

一方、ミズクラゲにも毒はありますが、非常に弱いため、手で触れる分にはさほど問題はありません。時折、打ち上げられたミズクラゲを楽しそうに摘まみ上げる人を見かける事もあります......。ただ、肌が弱い人は気を付けるようにしましょう。

東京湾奥調査地点図.png

図1 調査地点図

 

St.1で採集されたアカクラゲ.pngSt.1で採集されたミズクラゲ.png

図2 St.1で採集されたアカクラゲとミズクラゲ

 

St.5で採集されたアカクラゲ(左)とミズクラゲ.png

図2 3 St.5で採集されたアカクラゲ(左)とミズクラゲ(右)

 

 

令和6年4月15日内湾水質調査結果

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