内湾調査令和7年4月17日 たくさんすぎるクラゲ

内湾調査令和7年4月17日 たくさんすぎるクラゲ

当センターが毎月実施している小型底曳網調査では、多量に生物が採集される月があり、ニホンイサザアミや、ニクハゼ・マハゼなどのハゼ類が主に多く採集されます。

今月はニホンイサザアミNeomysis aponicaが大量に採集されましたが、それに加え、St.2で大小さまざまなサイズのミズクラゲAurelia auritaも大量に採集されました(図2)。

ミズクラゲは、お台場海浜公園などの砂浜で打ちあがっていたり、橋の上から浮かんでいる姿を発見することができる、東京湾では身近なクラゲです。

今回のミズクラゲは、傘の直径が5cmの小さいものから、15cmを超える大きなものまで幅広く採集されました。東京湾のミズクラゲは成長が早く、春に出現したミズクラゲの赤ちゃん(エフィラ幼生)は夏前には15~20cm程度にまで成長します。今回採集されたミズクラゲたちは、その途上だと考えられます。

東京湾奥調査地点図.png

図1 調査地点図

  

R070417ミズクラゲ.jpg

図2 St.2で採集された大量のミズクラゲ
一か所でここまで採集されるのは珍しい。

 

R070417イサザアミ.jpg

図3 St.3で採集された大量のニホンイサザアミ

 

R070417アカエイ海面.png

 図4 St.4~St.3間を移動する際に見られたアカエイHemitrygon akajei

この時期になると、よく水面を移動しているところを見られるそう。
昨年も確認はできていたが、撮影することはできていなかった。

 

令和7年4月17日内湾水質調査結果

R070417.png

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