内湾調査令和7年5月14日 たくさんすぎるイサザアミ

内湾調査令和7年5月14日 たくさんすぎるイサザアミ

昨年5月にも、当センターの小型底曳網調査にて、大量のイサザアミ類(ニホンイサザアミ)が採集されたことをお伝えしましたが、今年は更に多くのイサザアミ類が採集されました(図2、3、4)。昨年5月が2L瓶4本だったのに対し、今年は2L瓶6本以上に加え、10Lバケツで持ち帰るほどの量が採集されました。

現在、佃煮の材料となるイサザアミは主に霞ヶ浦で採集されているそうですが、東京湾産のイサザアミも十分に材料に足る量が採集できるのではないか、と感じた月となりました。

また、今月は海底の泥を採取して行う、底質・底生生物調査も行い、St.5では大きなホンビノスガイMercenaria mercenariaが採取されました。

東京湾奥調査地点図.png

図1 調査地点図

  

R070514イサザアミトロ箱.jpg

図2 St.3で採集された大量のイサザアミ類

 

R070514イサザアミ瓶.jpg

図3 St.1で採集されたイサザアミ類
ここまでで、普段調査で使う分の瓶を使い切ってしまっています。

 

R070514イサザアミバケツ.jpg

 図4 St.5で採集されたイサザアミ類
用意したサンプル瓶では間に合わず、10Lバケツでサンプルを持ち帰っています

 

R070514ホンビノス.jpg

図5 St.5で採集されたホンビノスガイ
環境の悪化に強い種類です。今月は、他の生きた貝類はあまり見られませんでした。

 

令和7年5月14日内湾水質調査結果

R070514.png

このカテゴリー内の他のページ