内湾調査令和8年5月13日 小さな貝から大きな貝までざくざく

内湾調査令和8年5月13日 小さな貝から大きな貝までざくざく

島しょ農林水産総合センターでは、毎月の内湾の5地点(図1)での小型底曳網による生物採集に加え、5月と9月には採泥器(図2)を使って底質・底生生物調査を行っています。 採泥器で海底の泥を採取すると、その中に住んでいる貝類や、ゴカイなどの多毛類も採集することができます。5月13日の調査では、サクラガイNitidotellina hokkaidoensis(図3)や、ホンビノスガイMercenaria mercenaria(図4)など、多種多様な貝類が目立ちました。

St.4では、特にマテガイ属Solen sp.の稚貝が多く採集されました(図5)。マテガイSolen strictusは潮干狩りの対象にもなるユニークな貝ですが、今回採集されたマテガイの中に、色がやや違う個体が混じっていました(図6)。どうやら、干潟で主に採集されるマテガイとは異なる種類のマテガイの仲間のようです。実は、今回採集された他の個体も同じ種のようで、成長すると色づくようです。東京湾では、マテガイの仲間としてエゾマテガイSolen krusensterniの採集事例がありますが、マテガイよりも深場に生息しており、干潟ではまず見られない、レアな貝です。今回は水深3.7mから採集されました。

東京湾奥調査地点図.png

図1 調査地点図

 

R080513エクマンバージ.jpg

図2 エクマンバージ採泥器。

 

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図3 St.1で採集されたサクラガイ
 

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図4 St.5で採集されたホンビノスガイ

 

R080513マテガイ.jpg

図5 St.4で採集されたマテガイ属。
まだ指先ほどの大きさしかありません

 

R080513アカマテガイ?.png

図6 St.4のマテガイに混じる赤いマテガイ(中央黄色矢印)。
上に別の貝殻が乗っていて分かり辛いですが、
右のマテガイと比べて貝殻の色が赤くなっています

 

令和8年5月13日 内湾水質調査結果

R080513.png

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